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東日本大震災から11年

2011年3月11日 東日本大震災

マグニチュード9.0の地震が発生しました。地震による津波などで約2万2000人の命が奪われました。また、この震災によって2,083人の子どもたちが親を亡くし、遺児となりました。

あの日から11年

11年経った今も悲しみや寂しさ、怒りや無力感など様々に湧き上がる思いに直面する子どもたちがいます。
そんな震災遺児の支えになっているのが、東北にある3つの「レインボーハウス」です。

2011年春の第82回では全額を地震津波遺児への一時金として、
同年秋の第83回では半分を東日本大震災・津波遺児の心のケア施設「レインボーハウス」の建設費、もう半分を病気・災害・自死遺児や親が重い障害を持つ子どもたちの奨学金としてあしなが育英会に寄付しました。

みなさまからいただいた温かいご寄付によって実際に、2014年には宮城県仙台市、石巻市、陸前高田市それぞれにレインボーハウスを建設することができました。そこを拠点として今も継続的に心のケア活動が行われています。

あの日から11年

今回は、レインボーハウスで活動されている本沢優大さんにお話を伺いました。

自己紹介

東北エリア山形ブロックで活動している本沢優大です。
みんなからは“もっさん”と呼ばれています!
大学では福祉について学んでいて、福祉心理学科の3年生です。
今回は、私が活動しているレインボーハウスのワンディプログラムについてご紹介いたします。

本沢優大

レインボーハウス「ワンディプログラム」とは

レインボーハウスは、子どもたちの心のケアや居場所づくりをしている場所です。東京、神戸、仙台、石巻、陸前高田と全国に5箇所あります。年間を通して様々なプログラムを行っていますが、ワンデイプログラムはその名の通り、日帰りのプログラムです。子どもたちと遊んだりお話したりお菓子を食べたりしてます。ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントもあります。

レインボーハウス「ワンディプログラム」とは

レインボーハウス「ワンディプログラム」と関わるようになったきっかけ

大学1年生の時に参加した高奨生のつどいや大奨生のつどいがとても楽しくて、小中学生の遺児のつどいがあると知り、参加してみようと思ったのがきっかけです。元々、子どもと遊ぶのが好きだったことも関係していたと思います。

活動内容

遊びの時間では、子どもたちと喋ったり遊んだりしています。遊びはボール遊びやボードゲーム、カードゲームなど様々ですが、子どもたちは何をやるにも全力なので、大人げないですが僕も負けじと頑張っています。本当に楽しい時間を過ごさせてもらっています。この間は人狼ゲームで遊びました。
おはなしの時間では、亡くなった人や大切な人のことについて話します。この時は子どもたちが急に大人になったように感じます。言葉で表現することが難しい子どももいますが、自分の気持ちを整理する大切な時間だと感じます。

活動する想い

なぜ僕がファシリテーターとして活動しているのかを考えると、子どもたちに楽しい思いをしてほしいからだと思います。言葉には出さなくとも、早くに親を亡くして寂しいという気持ちが心のどこかにあると思います。僕自身も母子家庭で育ってきて、寂しい思いをすることもありました。その寂しさをすべて埋めることはできませんが、せめてプログラム中は楽しい時間を過ごしてほしいと思っています。みんなレインボーハウスに来るのをとても楽しみにしています。ファシリテーターとしての経験はまだまだ浅いですが、子どもたちの成長を見守っていけたらいいなと思っています。