2021年2月8日
【2021年度 新事務局長就任!!】
いつも、あしなが学生募金事務局へのご支援・ご協力誠にありがとうございます。
2月1日より、2021年度の新事務局長が就任いたしました!
そこで、インタビューを通してあしながに対する気持ちや今年度の目標をお話ししていただきました。
新事務局長
東北エリア 宮城岩手ブロック
東北学院大学経営学部経営学科 4年
堀川 琉(ほりかわ りゅう)さん
局長になろうと決意した理由
根底にあるのは、遺児の進学が難しいことです。進学を望んだけれど叶わない悔しさ、自分たちのように多くの人の支えによって進学が叶った喜び、この二つの気持ちは正反対のようだが、その根底には、どちらも遺児家庭の進学が困難だという状況があります。単に、募金して終わってほしくなくて、この現実を忘れてほしくないし、変えていきたい。そしてこの現実を変えるためにあしなが学生募金は活動し続けているということを、局員一人ひとりにも意識してほしいし、忘れないでほしい。これらの思いを自分が先頭になって発信し続けたいと思い、局長になろうと決意しました。
2021年度の局長としての目標
社会に向けて、過去最大のインパクトを与えることです。中身の部分はまだ模索していかなければならないが、目指すべきゴールの一つはここです。募金額に関わらず、社会に「あしなが学生募金」の存在をもっと広く知ってもらいたいです。
言葉を紡ぐ、運動家として
今年のキャッチコピーは「言葉を紡ぐ、運動家として」です。
言葉を意識していきたいです。世の中は便利になりつつあるため、何でも定量化、定数化できてしまいます。他人からはかられることで認められることがたくさんあると思うけれど、それだけではダメだと思います。言葉は、自分の頭で考えて構築していかなければ、本来の自分の言葉にはならないと考えています。自分の言葉でなければ、ずっと他人の言葉で生きていくことになってしまいます。自分なりに言葉を編み出していくことが大切で、その言葉で誰かの心を動かすことができれば、社会も変わっていくのではないか。新型ウイルスに振り回されてばかりではなく、自らが考える機会を作り、取り戻していかなければという思いでこのキャッチコピーを掲げました。
街頭募金ができない今だからこそ
募金活動以外に、高校生との関わりに手をつけられていなかったので、今後やっていきたいと思っています。高校生は、僕たち大学生に比べると、限られた環境で生活していると思います。家と学校以外のところで、大学生が話を聞いたり、ロールモデルを提供したりすることが高校生のためにできることだと考えています。
あしながさんへ
あしなが学生募金へのご支援、ご理解ありがとうございます。生活が変わりゆく中、遺児に目を向けてくださっていることに感謝の気持ちしかありません。今困っている遺児もいれば、これから長い目で見たときに困る遺児もいます。遺児家庭ということの影響は計り知れない部分があるので、引き続き私たちの存在に目を向け続けていただけるとありがたいです。
最後に
改めまして、2021年あしなが学生募金事務局長の堀川琉です。昨年は、街頭募金の中止を受けてあしながオンライン上でも募金活動を続けてきました。新型コロナウィルスを受けているのは、遺児だけではないかもしれもせん。ですが、遺児家庭の経済状況は逼迫したものになっています。これからも遺児の進学という選択を後押しできるように私たちも模索し続けていきたいと思います。あしなが学生募金に厚いご理解とご協力よろしくお願い致します。