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局員紹介

みなさんこんにちは!
なんと今日で局員紹介が最後になってしまいました!!!
ラストを飾ってくれるのは、あしなが心塾生です!最後まで読んでくださいね!

自己紹介

松永響

みなさんこんにちは。松永響です。ひびきと覚えてくれれば嬉しいです。
まずはこのブログを読んでくださりありがとうございます。
私は東京都出身で今は東京の心塾に住んでいます。心塾はあしながの大学奨学生が集まる学生寮です。寮の仲間たちはそれぞれ家庭状況に何らかの事情を抱えています。「それでも東京の大学に進学したい!」という志のある人が住んでいます。また、立地がちょっぴり悪く坂の上にあるため毎日汗だくで帰ってきます。しかしそのおかげで足の筋肉はムキムキです(笑)

趣味はサッカー

次は私の趣味についてです。私は小学生のころにサッカーをはじめ、大学三年生になった今でも続けています。ポジションはディフェンス全般です。身長が164cmとかなり小さいのになぜかディフェンスを任されています。というのもただただ攻撃的センスと技術がないからなのですが…(笑)しかし技術云々に限らず、やはりサッカーは面白く多くの出会いと学び、経験を与えてくれます。社会に出てから必ずためになる力を身に付けられている気がします。これはあしなが学生募金という活動も同じように感じます。

家族について

家族について少し話しておこうと思います。私の家族は母と姉、妹、そして自分の四人家族です。私の父は小学校三年生の時に病気で亡くなりました。父が患っていたのは肺がんでした。煙草を吸っていたわけでもないのに癌に体は蝕まれ治ることなくこの世を去りました。
その時私たち兄弟は遺児となりました。私の姉と妹はともに父の病気を治したいという思いから医者を目指しています。そして私は父が目指していたという教員になることが将来の夢です。

局員になった理由

正式な局員という制度はつい二年前に出来たものです。私が学生募金に参加した時はまだ局員、非局員で分かれていなかったのです。また、募金活動は強制ではなく完全にボランティアです。
ではなぜ局員を現在やっているかというとそれは単純な理由なのです。
「私たちの後輩遺児を助けたい。」ただその思いからです。
また、自分が高校生の時に奨学金に助けられたことは紛れもない事実です。さらに同じ経験を今なおしている後輩遺児たちが存在することも変わりありません。私たちの先輩にあたる方々が引き継いできた活動を守るべきだと考えます。その後私たちも輩遺児達へ「恩送り」の精神をつなげたいと思います。

局員になって良かったこと

あしなが学生募金に参加すると様々な人に出会えます。そして社会に出たときに役に立つ経験をたくさんすることができます。だからと言って必ず参加した方がいいとは思いません。学生の時間には限りがあるため、自分のやりたいことに時間を費やすことも大事だと思います。しかしここで忘れないでおくべきことがあると思います。
それは「自分が今大学に通えているのはなぜなのか。」「学費を払うことができているのはなぜなのか。」ということです。
誰のおかげで…と考えたときにそれはあしながさんのご寄付のおかげだとわたしは思います。もちろん親の収入や支援などもあると思います。それ以上の助けはあしなが奨学金だと思うのです。
ここで一つ質問です。皆さんは私たちの奨学金として支援してくださっているあしながさんに会ったことがありますか?
基本的に、普段いただいている奨学金は決して会うことのできないあしながさんからの贈り物です。ではこの奨学金をいただいていることに感謝する気持ちを誰に伝えればいいのでしょうか?定期的に支援していただいている方に伝えることは現実的に難しいかもしれません。しかし街頭募金では、実際に私たちを支援してくださる「あしながさん」に直接会うことができるのです。これは募金する中で最も重要なポイントだと思います。正直奨学金をもらうことが当たり前、なかったらなどと考えることはあまりないと思います。そんな気持ちを変えてくれるのが募金活動です。
そして募金は大変ですがそれ以上にいいことがあります。街頭で遺児の現状を声に出して伝えると通りかかる方が「頑張ってね。」と声をかけてくれます。自分の過去とそこからの経験や夢を話すと100円を入れてくださり、さらに「必ず夢かなえてね。応援してるからあきらめないで。」と言葉をかけてくれます。時には「まだ頑張ってるの?あなたたちも大変ね。」と少しマイナスの言葉をかけてくる方もいました。しかしその方はしばらくすると、飲み物とのど飴を人数分買って私たちにくれたのです。こんな優しさを感じることは無いと思います。
さらなる衝撃的な出来事があったのです。一度募金をしてくださって、去っていったバイク乗りのハーフ男性がいました。彼はその一時間後同じ場所に戻ってきたのです。するとだんだん近づいてきて突然色紙を渡してきたので。そこには「夢を叶えて」と書いてありました。私はその場で涙を堪えることができませんでした。彼にとってこの行為は物理的メリットがないと思います。しかしそれでも私たちに期待し、支援しようと思ってくれる人がたくさんいます。
こんなにも多くの人に支えられていると実感できることがあしなが学生募金活動のやりがいです。

最後に

はじめに、この記事を読んでくださりありがとうございます。また日頃よりあしながを支援してくださっている方々へ感謝いたします。残り少しですが読んでいただけると幸いです。
今でも病気や災害、自死などによって親を亡くした子供たちや重度の障害を患い、働けなくなった親をもつ子供たちはたくさんいます。母子家庭では十分な収入が得られず貧困になる場合が多くあります。お金がないと学費が払えません。学費が払えないと大学に進学できません。大学を卒業しないと資格が取れません。資格がないとやりたい職業に就けません。やりたい仕事ができない未来が見えているなら子供たちは夢を諦めてしまいます。 夢を諦める理由に「金銭面」というものがない世の中がくることが最終目標です。大学無償化など様々な政策が行われていますがまだまだ厳しい状況があることはかわりありません。遺児家庭の子供たちを救うには皆様からのご寄付が必要です。一人でも多くの子供たちが夢に向かって進学できるようにご理解と温かいご支援を何卒よろしくお願い致します。

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