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卒業生インタビュー【イベントチームリーダー】

こんにちは!
今回は、イベントチームを引っ張ってこられた市川朋佳さんに4年間の活動を語っていただきました。素敵な思い出ショットもたくさんいただきました~!

自己紹介

こんにちは!
東海エリア東海西ブロックのともちんこと市川朋佳です。
21年度はE-teamに所属し、イベントチームリーダーという代表をさせていただきました。19年度は東海エリア局次長(東海地区の代表)、18年度は三重ブロックリーダー(三重県の代表)をさせていただき、たくさんの経験をさせていただきました。

この春から社会人になります。あしながは高校生からお世話になっていて、事務局は約4年半お世話になりました。私が受け取ったたくさんの想いの数々、よかったら最後までご覧ください!

市川朋佳

活動の軸

「恩送り」
この活動に参加し始めた時に一番頭に残り、心に響いた言葉でした。
“今自分が進学できているのは先輩方が街頭募金を続けてきたから”この言葉の裏返しは、もし今この運動を辞めてしまったら同じく辛い経験をした後輩遺児が進学できなくなると知りました。
私にとってあしながの存在は奨学金だけでなく、前を向く原動力になるきっかけをくれた場所でした。自分の人生を自分の足で踏み出す後輩が1人でも増えるように、その先に自分の意思で人生を選択できるように。先輩方からもらったたくさんの想いの火を灯し続けるために活動してきました。

局員として活動して良かったこと

たくさんの出会いと自己成長です。
本当にたくさんの出会いがあります。先輩方にはたくさん歯向かってたくさんぶつかったりしました。同期は未だにプライベートで遊びにいったり、でも現役時代はバッチバチに戦ったりしてました(笑)特に私にとって大きかったのは後輩の存在でした。どんな時も私の背中を追いかけてくれて、たくさん支えてくれて、この子たちのためにもっと大きくならなきゃ、守れるくらい強くならなきゃって思わせてくれる存在でした。そんなたくさんの人に出会えたことが活動の原動力になって、今では私にとって財産です。
自己成長は気づいたらたくさん成長してました。ただ所属するだけではもちろん身につかなくて、もうひたすら必死に食らいついてきました(笑)
普通に大学に通うだけでは絶対に身に付かなかった思考力や傾聴力、想像力、発信力、上げ出したらキリないくらいです。そのどれもが「誰かのため」に行った行動の先についてきた成長でした。すごい人達って思っていた先輩方も、卒業する私たちも並大抵の努力ではここまで成長できなかったです。本当に成長をここで求めるのなら、それだけ遺児のために全力で向き合うことが1番の近道だと感じました。

局員として活動して良かったこと

4年間の活動の中で一番心に残っていること

東海エリアで代表をしていた1年です。
特に思い出に残ってるのは、自分の無力さにぶち当たった時です。実現させたい目標を達成するためには局員に強く伝える時もあって、でも中々成果には現れなくて。局員がみんなで対抗してきたこともありますし、卒業生の力を借りて意見をぶつけに来たこともありました(笑)
私には人をまとめたり、動かす力はないんだって本気でへこみました。これまでの活動の中で一番しんどかったです。
それでも信じてついてきてくれた子もいて、信じてくれる子達のために自分にできることは東海エリアを立て直すことでした。必死に立て直した東海エリアを私の後任が意志を引き継ぎもっと大きくしてくれて、その子の後任もまたエリアを大きくしてくれて。私のぶち当たった壁も無駄じゃなかったと思います。本当にありがたいです。

4年間の活動の中で一番心に残っていること

この写真は2019年度の全国役員たちです。
遊びに行くほど仲良し!ってわけじゃなかったけど、意見をたくさんぶつけて、議論できる仲間って私にとって大切すぎる存在です。この一年は書ききれないほどのしんどさと嬉しさがたくさんありましたね。笑

卒業した今、感じていること

全て昨日のことのように思い出せるくらい、すっごい濃い時間でした。
誰かを救うために動いてきたら、気づけばいろんなものをもらってばかりでした。
それぐらい全力で走ってたくさんの経験ができて、とても幸せ者だなと感じます。特に幸せを感じたのは後輩たちの成長です。できることならずっと見てたい(笑)それくらいみんな頼もしく、私たちがいなくても大丈夫なくらい成長してくれました。
また「あしなが」のネームバリューって本当に強いと思います。それだけ信頼されている団体であることに誇りを持ちましたし、それだけ支えてくれている人がたくさんいることを身に染みて感じました。卒業した今となっては、社会人として自分だからできることで還元し、それ以上の形で社会に貢献したいと思ってます。

後輩に伝えたいこと

「何のための活動で、何をする必要があるのか」
私は遺児のため、遺児家庭のためだと考えてます。遺児支援を行うために自分たちに何ができるのか、それはほんの些細なことの積み重ねだと思います。タスクを期限内に守る人が多ければ多いほど、新しいあしなが運動につながるかもしれない。会議で意見共有をする際、自分にとって不安な意見も、もしかしたら遺児支援に大きく関わる課題かも知れない。街頭で呼びかける文章を工夫するだけで、一人でも多くの人の心に響いてご寄付してくださるかもしれない。
だからこそ、小さなタスク1つでもちゃんと意味があるということを意識してみて欲しいです。その先には必ず遺児支援につながっているはずです。ひとりの積み重ねがこの団体を強くして、遺児を救うパワーに変わります。
私なんか、、と思っているそこのあなた。
自分を信じて。相手を信じて。仲間を信じて。たくさん向き合ってみてください。

あと先輩はいつもみんなを見守ってます。みんなの活躍を陰ながら応援してます。

あしながさんへ

進学という道を選べたのは、あしながさんがいてくださったからです。
あの時、あしながに出会っていなかったら、将来を見据えることも前を向くこともできなかったと思います。
あの時、進学を選ぶことができたから、私は勉学だけでなく人として成長する機会に恵まれ、これらの学びの中でたくさんの経験をさせてもらいました。
感謝してもしきれないほど、あしながさんの暖かさにたくさん救われてきました。
いつもそばで見守ってくださり、応援してくださりありがとうございます。
あしながさんが私たちの未来を明るく照らしてくれたように、私も様々な人の未来を明るく照らせるような、そんな人になりたいです。これからも遺児たちの将来の夢を応援してくださると嬉しいです。今まで本当にありがとうございました。

あしながさんへ

写真は、実際にあしながさんと直接会える街頭募金の場面です。募金を終えるアナウンスをしてる時に「はいっ!あげる!」って入れてくれたのを覚えてます。どんなご寄付も本当に温かい。この感情は街頭に立ってみて初めてわかるもので、人と人とのつながりって素敵だなって感じました。

これからの夢

たくさんの人に幸せを届けられる人・向き合い続ける人でありたいと思っています。幸せの形は人それぞれ違ってそれぞれの価値観のもと形成されますが、日本は幸福度が低く、先進国の中でもワーストだと言われています。幸せの数が増えたら日本はもっと温かい国になるし、思いやりにあふれた国になるのではと思っています。大切な誰かを失っても、互いに手を取り合い支え合うことができたら。そんな社会が当たり前にあったら素敵だなって純粋に思います。
私の1番の理想は大切な人たちを守ることです。大切な人たちには幸せになって欲しいし、その幸せを一緒に作れるくらい強く、支えていけるようになりたいです。また身近な人から幸せを伝播させ、幸せの数が大きくなっていくような社会にしていきたいです。今はまだ理想論しか話せない未熟者ですが、思い描く幸せなる社会を目指して頑張っていきたいです。