2017年6月23日
現役大学生に聞いてみた。高校生の時に思ってたこと
みなさん、こんにちは。首都圏エリアで活動している、きーちゃんです!
街頭の皆さんからのご寄付の半分は日本国内で親を失った子や親が障害で働けない家庭の子どもたちの奨学金としてあしなが育英会に寄付させていただいています。その奨学金をもらっている高校生たちはいったいどんなことを考えていたのか知ってもらいたいと思います!
つどいって何?
まず、あしなが育英会から奨学金を借りている高校生は日本全国に約3,500人います。また、毎年夏に各地域で開催される「つどい」(=サマーキャンプ)というものに参加しています。今年も北は北海道から南は九州まで8つの会場で開催されます。
つどいでは主に、ゲームやプログラムを通して、普段の生活ではなかなか話せないことや将来についてみんなで考えていきます。そこには、お世話係としてシニアやリーダーと呼ばれる大学生が各班に3~4人ほどいて高校生と一緒に行動し、身近なロールモデルになっています。
現役大学生にインタビューしてみた
今回はそのつどいを経験している高校生にインタビューをしてきました!!
と、言いたいところなんですが…残念ながら高校生にはインタビューができなかったので「つどい」に参加したことがある大学生にインタビューをしてきました!
Q. 奨学金についてどのように考えていましたか?
――私は、私立の高校に通っていたので、奨学金がなくては学費が払えず高校に通うことができませんでした。よりレベルの高い教育を受けるためにはお金が必要なので、奨学金のおかげで高校に通うことができ感謝の気持ちでいっぱいです。(北海道 大2 女)
Q. つどいはあなたにとってどんな場所でしたか?
――私は、つどいに行くまでは人見知りでした。人と目を合わせる事さえ怖かったです。つどいを通して色んな人と出会い自分を変えていかなければならないと強く思いました。私にとってつどいとは自分と向き合い、自分を高められる場所です。(北海道 大2 女)
Q. つどいで一番影響を受けた人は誰ですか?
――1番影響を受けたなと感じる人はシニアの方です。つどいでは、自分と似た境遇の人が集まって、自分は1人ではないと認識できる場です。だから自分と似ている人がいるのは当たり前ですが、人生において共感できると感じる人と出会ったのは、初めてだったので驚きました。そのシニアの方はあしながやそれ以外の活動に一生懸命な人でした。そういう部分を尊敬し、こんな人になりたいなと思いました。(北海道 大2 女)
――私は一緒につどいに参加していた同じ高校生にとても影響を受けました。同い年でつどいを通して知り合いました。同い年なので、受験シーズンは互いに勉強した時間を報告したり励まし合ったりしながら、一緒に辛い時を乗り越えてきました。その子が私よりも頑張っているから、私も負けずに頑張ろうと思う事ができました。また、同じ境遇だからこそ学校の友達には言いにくいことでもつどいの友達には話すことができたりします。(宮城 大1 女)
Q. つどいでの思い出は?
――海外からきたインターン生と交流できたことです。(つどいにはあしなが育英会にインターンとして毎年、海外からの学生が来ています。その学生も一緒につどいに参加して異文化交流を図っています。)普段の学校生活ではALTの先生くらいしか外国の方がいません。しかもALTの先生も授業以外ではほとんど関わらないので、インターン生と日常会話ができてとても新鮮な感じでした。また、インターン生からその国の文化を教えてもらったり、一緒にダンスをしたりとても楽しかったです。(宮城 大1 女)
今回は2人の方に協力をしてもらいました。つどいは高校生と直に関わることのできる唯一の場だと思います。かつて、私たちも経験した「受験」という大きな壁にぶつかっている後輩たちに自分たちなりのアドバイスができる場だと思います。私は、「お金がない」という理由で夢をあきらめかけていました。しかし、あしなが育英会の奨学金のおかげでこうして大学に通えていますし、自分の夢に向かって前進できています。だからこそ、同じように夢を諦めようとしている後輩たちが前を向けるように、自分の道を歩めるようにしてあげたいと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
街頭のみなさん、そして、あしながさんのおかげで、今年もたくさんの遺児を救うことができます。本当にありがとうございます。これからも、あしなが学生募金をよろしくお願いいたします。